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顔認証システム導入事例:働き方改革を推進する大手小売店

こんにちは!

今回は、アビココの開発実績のご紹介です。

大手小売店向けに顔認証システムを作ったお話です。

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顔認証システム開発ストーリー

お客様は店舗拡大を見据え、自社独自の打刻システムの導入をご希望されました。経緯としては、就労環境向上のため、正確な打刻情報に基づいた勤怠管理の実現と、採用から人事情報、勤怠管理、給与とシームレスにデータ連携することで、経営の効率化を図ることが大きな狙いです。


より働きやすい労働環境を実現するためには、お客様独自の労務管理ルールを、勤怠システム(打刻システム)に落とし込むことは、必須の課題です。


今回のシステムを構築する上でいくつかの課題がありました。


  1. 店舗によってはネットワークが弱い箇所や接続が不安定な場所があるため、オフラインでも顔認証ができる必要がありました。

  2. 現在、指紋認証を使用していますが、うまく認識しないことがあり、使い勝手に問題があります。これを改善し、利用者の利便性を高めることが求められました。

  3. お客様の労働環境の変化に対応するため、短期間でシステムを完成させる必要がありました。


これらの課題を解決するために、弊社は以下の取り組みを行いました。


オフラインでも動作可能な顔認証技術

まず、顔認証については現在広く利用されている技術ですが、精度の高い顔認証技術の多くはオンライン(クラウド)での利用を前提としています。今回はオフラインでの利用を想定しているため、どちらでも利用可能なOpenCVをベースとした外部連携ツールを選択しました。これはAndroidデバイス単体で動作でき、オンラインでの利用も可能で、オープンソースのため費用も安価というメリットがあります。


ユーザー体験の向上

また、利用者の使い勝手を向上させるため、顔認証時の承認時間を感じさせない工夫を施しました。これにより、利用者はストレスなくシステムを利用できます。


短納期を実現するためのモック開発

短納期への対応については、スケジュールに最も影響を与えるのが仕様の不確実さです。仕様が不確定のまま製作を進めると、後から仕様の漏れが発覚し、スケジュールが遅延するリスクがあります。これを回避するために、私たちは仕様を確認する段階からモックを作成し、お客様に実際の動作イメージを見ていただきながら仕様を確定しました。モックの利点は、完成品のイメージを具体的に把握できる点と、開発においてそのまま流用できる点です。モックを活用することで、開発の効率が向上します。


タブレットに映るシステム画面のイメージ
顔認証APIを活用したオリジナルの顔認証システム


顔認証システム概要

OpenCVをエンジンとして使用した外部連携ライブラリを用い、独自の顔認証打刻システムを開発しました。 Android端末にアプリをインストールするだけで、従業員の顔認証による打刻が可能になります。





顔認証システムの主な特徴

  • 柔軟なカスタマイズ性: シフト表示、店舗間の人材貸し借りの打刻、1日2回出勤など、既製品では対応できない独自の機能も搭載可能です。

  • オフライン/オンライン対応: 顔認証エンジンをデバイスに組み込むため、オフライン環境でも顔認証打刻が可能です。 オンライン環境では、打刻情報は自動的にサーバーと同期されます。


アビココでは、このような取り組みを行いながら、お客様により良いシステムを提供するために日々仕事を行なっております。


 

お気軽にご相談ください。


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